愛知県あま市　既設側溝蓋のがたつきで騒音が派生していた現場　左：施工前　右：施工後

施工前の状況

愛知県あま市内の側溝維持修繕工事にてハイテンスリットクリエイターが施工されました。

現場は、周辺に民家や店舗が建ち並ぶ市道に差し掛かる交差点で、横断部に設置された既設の側溝蓋がガタツキ、車両通行時騒音が発生しておりました。

スリットクリエイター

スリットクリエイター（排水埋設蓋）の構造

そこで、全長9メートルの横断側溝をスリット型側溝にする工事が行われました。

既設側溝活用リニューアル工法

ハイテンスリットクリエイターはハイテン鋼製のスリット型排水埋設蓋です。既設側溝をそのまま利用して短時間で側溝をリニューアルすることができます。T-25荷重にも対応しております。

設計の自由度

ハイテン鋼製だからこそ既設の現場状況に合わせて、荷重を支える梁材の高さを低くできます。そのため舗装材の厚みが十分に確保できます。

また、排水量を確保するためスリットの幅・高さ・位置を自由に設定することができ、現場に合わせた柔軟な設計が可能です。

即日開放対応

さらに、施工が簡単で即日開放できるため、交通量が多い場所や緊急性が高い場所などの側溝改修に最適です。「工期が短く、施工しやすい。」と多くの業者様、市役所様から大変好評の製品です。

施工手順

既設コンクリート蓋の撤去

まず、既設のコンクリート蓋を撤去します。

側溝蓋受壁部（側溝立ち上がり部）切断

側溝蓋受壁部（側溝立ち上がり部）を切断します。普段からお使いのコンクリートカッターや電動ハンマ（はつりハンマ）を使用して切断、破砕します。

切断ガラの撤去・清掃

側溝内の切断ガラ・ノロなどをきれいに撤去し掃除します。

ハイテンスリットクリエイターの敷設

ハイテンスリットクリエイターを敷設します。

スリットクリエイターと既設コンクリート蓋の境界には舗装止めに鋼製プレートを設置しました。

ハイテンスリットクリエイターのアンカー固定

ハイテンスリットクリエイターをアンカー固定していきます。

アンカー固定しないくさび式固定が標準ですが、設置延長上にスリットが連続する場合や側溝の状況から製品の不陸が心配な場合はアンカー固定がおすすめです。

※くさび式固定の施工例（ハイテンカルバートクリエイター）はこちらです。

アスファルト舗装材を敷く

敷設した製品のスリットからアスファルト舗装材が入り込まないようにあらかじめテープで塞いでおき、舗装材を敷きます。

転圧する

アスファルト舗装材をきれいに均し転圧します。

スリットの付近には、ふるいなどを使用し舗装材を充填していきます。

施工完了

転圧が終わったら施工完了です。工事は全長9メートルをわずか１日で完了し即日開放されました。

ハイテンスリットクリエイターを施工し、蓋のないスリット型排水溝にリニューアルしたことで車両通行時の騒音問題が無事解消いたしました。

工事中の交通規制は・・・

現場は比較的交通量が多いため、工事中も片側半分を開放するなど配慮し交通規制は最小限で行われました。

工事当日は朝からの作業開始で夕方には終了し解放されました。このように交通量が多く道路封鎖がネックになり、やりたくてもできなかった工事が可能になります。

排水量（飲み口）を多く取りたい場合

さらに排水量を多くとりたい場合は排水口（飲み口）を大きくしグレーチングを取り付けられるタイプの「グレーチング付スリットクリエイター」もございます。