マルチグレーチングを採用した現場

富山県内の自由勾配側溝用グレーチングにマルチグレーチングが施工されました。

滑りやすい公共施設の出入り口

現場は、隣接する公共施設の出入り口のため歩行者・自転車の通行が多く、特に雨の日など滑りやすく転倒の危険があり、安心して通行できることが望まれていました。

限られた予算での滑り止め

しかし、滑り止め効果の高いグレーチングが設計に折り込まれていなかったり、折り込まれていても高価すぎて限られた予算で工事を行うのは厳しいこともあります。

滑り止め効果の高い蓋での対応

マルチグレーチングは、グレーチング表面の細かい網目状の鋼製板（エキスパンドメタル）が、高いノンスリップ効果を発揮します。また、側溝へゴミやたばこの吸殻なども落ち込みにくく清掃回数の軽減ができ、ヒールのかかとやベビーカーの車輪が挟まりにくい製品です。

滑り止め解決とバリアフリー対策

今回のように出入り口のスロープを降りた場所にあるグレーチングは、滑りやすく危険ですが、マルチグレーチングを採用して頂き雨の日でも滑りにくく安心して通行できるようになりました。また、細かい網目状の構造によりヒールのかかとやベビーカーの車輪が挟まりにくいため、バリアフリー対策もできました。

※2007年の本実績はグレーチング主部材にSS400鋼材を使用しています。現在はグレーチング主部材をハイテン鋼仕様の「ハイテングレーチング」が標準設計となっております。