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2016.09.06 おすすめ情報
グレーチング蓋を応用した側溝暗渠化工法のご紹介【NETIS登録商品カルバートクリエイター】
維持修繕工事の傾向
昨今、維持修繕工事への予算配分が増加傾向にあります。
これは人口減少や高齢化現象で将来の人手不足が容易に予想できることから、工期短縮を狙い限られた予算で効果的な工事を行うため、既設物を有効活用する視点が考慮されています。
騒音対策や滑り対策として進められる側溝の暗渠化工事
維持修繕の一貫として、「無電柱化対策」や「横断や側溝などの暗渠化対策」が進んでおります。
さて、グレーチングは道路の側溝にある鉄の格子蓋という認識が一般的です。グレーチングの大きな特徴は、強さ(耐荷重)と排水性なので、この特徴を最大限生かすことができれば側溝を暗渠化する際の埋設蓋としても利用することが可能です。
ところが、普通鋼(SS400鋼)を使った従来のグレーチングでは、荷重条件を満たしつつ側溝の暗渠化をする際に、舗装する厚みが足りないという問題が発生することがあります。一般的に、道路舗装に関する規定では、必要舗装厚は50mm以上要求されます。
ハイテングレーチングを活用した埋設蓋
そこで、主部材にハイテン鋼を使用したハイテングレーチングなら、製品高さ(埋設蓋の梁の高さ)を低くしても十分な強度が得られるため埋設蓋として活用することができます。
- ハイテングレーチングは主部材に強度の高いSS鋼材を使用した鋼製グレーチングです。物価本に一般名称「ハイテン鋼製グレーチング」として掲載されている汎用品です。一般的な鋼製グレーチングのすべての規格・規格外品(特注品)・県産品(県型)サイズに対応しております。
舗装高を上げない側溝暗渠化工法
ハイテングレーチングを活用した埋設蓋「カルバートクリエイター/スリットクリエイター」は、蓋上部に十分な舗装厚、舗装勾配を確保することができるため舗装高を上げずに暗渠化することができます。
舗装厚の比較
暗渠化しても排水する仕組み
排水用の穴がたくさん開いたパンチングメタルをグレーチングに貼り付け透水性舗装材を用いて排水する仕組みの構造。(カルバートクリエイター透水性舗装タイプ)
製品にスリットを立ち上げ、勾配方向に直線状で効率よく排水を促すスリット構造(スリットクリエイター)
暗渠化施工が容易
ハイテン鋼を使用したからこそできた、『カルバートクリエイター』と、『スリットクリエイター』の即時側溝暗渠化工法は、既設側溝を有効活用し、工期短縮や、即日解放のニーズに答えます。
さらに、熟練工に頼ることもなく、重機も基本的に不要であるため、初めてこの工法で工事を行う業者様でも容易に施工できます。こうした暗渠化工法を活用して、耐荷重と排水性を維持しつつ、「騒音防止」や「転倒防止」という本来の工事目的をすぐに解決することが可能となりました。
ハイテン鋼製蓋の暗渠化工法
従来の工法に比べて圧倒的に短い工期で側溝の改修が完了します。
施工中の様子
従来使用の工具や機械で施工できる
施工手順書も準備しております。
グレーチングの「耐荷重」と「排水性」をフルに生かす
グレーチングは、耐荷重と排水性の信頼と実績がございます。一度、暗渠化すると埋設物の状態は容易に確認できません。
特殊な非破壊検査器具で確認する方法もありますが、高価で手間もかかります。また、検査器具で得られる情報と目視の確認とでは大きな差が生じることもあります。埋設施工で製品が隠れてしまう分、長期間安心して使用できる耐食性の高い製品を選びたいものです。
そこで、ハイテン鋼はシリコンが多いため普通鋼に比べ、時間当たりのめっき付着量が多くなります。それにより、同じめっき時間であれば、普通鋼に比べ耐食性も高くなる傾向があります。
鋼材の浸漬時間と亜鉛付着量
側溝・横断暗渠化蓋の納入実例
クリエイターシリーズは、全国各地の暗渠化ニーズで導入されております。