山形県山形市発注の市道美畑2号線暗渠補修工事にてカルバートクリエイターが施工されました。

劣化してデコボコになった現場打ちの横断側溝

補修工事が行われたのは山形市内の国道から一本入った道路にある、幅700ミリの現場打ち横断側溝です。

経年劣化により既設の側溝が傷んでおり、厚み20cmのコンクリートスラブの表面がボコボコになっておりました。

特に車両が頻繁に通過する箇所はコンクリートがすり減ってくぼんでおりました。

交通規制をしたくない交通量の多い国道付近の道路

当初は現場打ちでの暗渠工事も検討されておりました。

しかし、現場は国道の近くで住宅が多く立ち並ぶ交通量の多い場所であり、工事による長期の通行止めは極力避けたい事情がありました。

現場打ちでの工事となると既設側溝のハツリ作業から施工完了まで最低5日は工期が必要となるので、最短工期で終えられる工法が望まれておりました。

修繕工事を最短で行う工法

そこで、既設側溝を素早くリニューアルするカルバートクリエイターが施工されることになりました。

カルバートクリエイターは従来のSS鋼材より強度の高い「ハイテン鋼」を使用した埋設蓋です。

既設の側溝にカルバートクリエイターを設置して上からアスファルト舗装をすることで、耐久性を持ちながら素早く暗渠化工事が行えます。

施工方法

今回、工事に使用した製品は、溝幅700用、耐荷重はT-25対応。製品の長さは約1mで重量は57.2kgのものです。

ハツリ作業

既設のコンクリートスラブを砕いて撤去し、側溝の両側の既設アスファルト舗装をはがします。

カルバートクリエイターを敷設

カルバートクリエイターを設置し、アンカー固定をしました。

全長10mの内一か所に点検口を設置しました。

アスファルト舗装材を転圧

アスファルト舗装材を敷いて転圧します。

製品と側溝の隙間までしっかり舗装材が入るように、2回に分けて行います。

短工期で側溝の凸凹問題解消

今回の修繕工事はハツリ作業から合わせて2日間で完了しました。工事終了後は即日開放でき、交通への影響は最小限で済みました。

側溝のデコボコが解消され舗装が均一できれいな道路になりました。車両が通過する際もスムーズです。

施工後の感想

施工業者の方からは「打ち合わせ通りにおえられて良かった。」とお言葉を頂きました。
 
 
※横断部では現場状況によって本製品をご使用いただけない場合がございます。