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2017.08.28 おすすめ情報
交換だけでグレーチングの耐荷重をT-20からT-25にする方法
側溝や集水桝の蓋設置において、設計当初は現場荷重条件を満たしていても時代とともに状況が変わり、敷設後に設計変更しなければいけない場合があります。
例えば、昔は耐荷重条件として「車道用」と「歩道用」の区別しかなかったものが、平成5年の道路法車両制限令改正で車両総重量の最高限度が「T-20」から「T-25」に引き上げられた背景などから、最近では「T-25」が主流になっています。
そのため、蓋の入れ替え工事には耐荷重をT-25に指定される案件が増えております。
既設街渠桝のグレーチングをT-25にしたい
神奈川県内の既設蓋入れ替え工事においても、約150ヶ所ほどの街渠桝グレーチングの耐荷重をT-20からT-25に上げたいとのご要望がありました。
しかし、既設グレーチングの耐荷重を同じ普通目(あら目・並目)仕様のままT-25にするためには、主部材の高さが高くなるため、蓋自体の厚みが変わってしまいます。
そのため、街渠桝受枠に手を加える工事が必要となり、しいては工事費用や交通規制区間が増え、工期も長くかかってしまいます。
かけ替えのみで耐荷重をアップするグレーチング
そこで、かけ替えのみで耐荷重をT-25に対応できるハイテングレーチングが施工されました。
ハイテングレーチングは、主部材に強度の高いSS鋼材「ハイテン鋼」を使用しているため、同一設計条件で従来グレーチングより高さが低くなります。そのため、既設蓋の全高に合わせたまま耐荷重を上げることが可能になります。
今回の現場では、このハイテングレーチングの強度が活かされ、街渠桝に手を加えず蓋のかけ替えのみで耐荷重T-25にリニューアルすることができました。
実際に使用された製品サイズ比較
種類 | 従来スチールグレーチング | ハイテングレーチング |
---|---|---|
耐荷重 | T-20 | T-25 |
サイズ | 600×395×55mm | 600×393×55mm |
蓋の厚み | 55mm | 55mm |
側溝や桝をそのまま活かし修繕工事で大活躍
ハイテングレーチングは、従来鋼製グレーチング以上に「耐荷重性」や「軽量性」を兼ね備えています。
これらのメリットを生かした他の活用事例も下記にて紹介しております。
ハイテン鋼製蓋の活用例の一部をご紹介
ハイテングレーチングについて
「ハイテングレーチング」は主部材に強度の高いSS鋼材を使用した鋼製グレーチングです。物価本に品目名称(ハイテン鋼製グレーチング)として掲載されている汎用品です。一般的な鋼製グレーチングのすべての規格・規格外品(特注品)・県産品(県型)サイズに対応し、「経済性」や「環境性」も従来の鋼製グレーチングよりも優れております。
※2020年3月31日をもちまして、LSハイテングレーチング(CB-090008-VE)はNETIS掲載期間が終了いたしました。