メダル付グレーチング
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シティプロモーションに道路を活用してご当地キャラを広告費0円でPRし続ける。
マンホール蓋にその土地を象徴するデザインを施したご当地マンホールが人気を集め今では全国各地ほとんどの市区町村でオリジナルデザインをもつようになりました。
そこで、広告費がかからず広範囲にわたってPRし続ける手法として、格子状の側溝蓋(グレーチング)を広告媒体として使用する方法をご提案します。
【1.露出】グレーチングは広告費がかからない広告媒体
道路空間は看板などのような広告掲載費がかからず、さらに長期間にわたって広告活用ができます。ご当地マンホールなどはすでにこの道路空間を活用して話題を集めています。
そして、地方自治体のオリジナルキャラクターなどは長期継続的に露出をしていかなければ多くの人にはなかなか認知されません。
【2.認知】歩くとき自然に見るのは足元
道路を歩くとき、自然に足元に目が行くため歩行者にとって強制視認となり認知効果が抜群です。
【3.愛着】見れば見るほど好きになるザイオンス効果に期待
ザイオンス効果とは同じ人や物に接する回数が増えるほど、好印象を持つようになる心理効果です。
通勤や通学、日々の買い物など、何度もキャラクターを見かけることで愛着を持ってもらうことに期待できます。
【4.拡散】SNSで拡散
インターネットユーザーのSNS利用者は約70%※にも昇るほど普及率が高く、珍しいものや変わったものがあればすぐに写真にとってSNSに投稿する時代になっています。SNSでキャラクターが話題になれば人気が急騰することも。
※株式会社ICT総研「2016年度SNS利用動向に関する 調査」
人口減少が進む中、少しでも多くの人に地域に訪れていただきシティプロモーションのきっかけとなれば幸いです。
メダル付グレーチング導入のメリット
メダル付グレーチング導入のさまざまなメリットをご紹介します。
経済的だから広範囲に連続して使える
メダル付きグレーチングはマンホールと違い1枚あたりが経済的なため広範囲にわたって連続的に設置でき、多くの人に認知作用を促すことができます。
固有的だからグレーチングの盗難を抑制できる
地域のキャラクターや市章などをグレーチングに取り付けることでオリジナル性が現れ、近年多発し問題となっている転売目的のグレーチング盗難を抑制できます。
暗闇で光るから誘導灯やイルミネーションになる
暗くなると光る蓄光タイプのメダルにすることで、誘導灯としての役割も果たせます。またイルミネーションとして景観を演出できます。
メダルが取り替え可能だから変化を楽しめる
メダルは、はめ込み式のためグレーチング敷設後もメダルのみを取り換えることが可能です。季節やイベントに合わせたデザインなど、定期的にメダルを交換し変化を楽しめます。
広告スペースとして使えるから行政の広告事業に活用できる
メダル部分に企業ロゴなどを入れて広告スペースとして使用することもできます。
行政が実施する広告事業※の媒体として活用しグレーチングを収入源にすることができます。
※「広告事業」とは、行政が、地域経済の活性化や財政維持のために広報誌や公共施設を広告媒体として提供し、民間事業者から広告料収入を得る事業。
希少性があるからメダル単体の活用ができる
テーマパークや動物園などで導入すれば、パーク内のグレーチングと同じメダルをグッズ化したり来場者に記念品として贈呈したりさまざまな運営企画に活用できます。
メダル付グレーチングについて 構造・仕様
メダル部の構造・仕様
1.排水構造
メダル部からも排水できるため砂や泥が溜まりにくい構造です。
2.盗難対策
ステンレスカバーをかけてボルトで固定しメダルの盗難を防ぎます。
3.各種グレーチング対応
側溝、桝、U字溝、県型品、規格外品などさまざまな種類のグレーチングに対応できます。
4.バリエーション
通常タイプのほかに暗闇で光る蓄光仕様もございます。
従来予算でメダル付グレーチングを導入した事例
岐阜県のある市では、道路側溝の新設においてメダル付グレーチングを従来予算のまま導入されました。
では、どのように予算をおさえて通常グレーチングを地域振興資材にバージョンアップしたのか実例をご紹介します。
同じ溝幅・側溝延長で歩掛コストを削減する方法
スリムタイプの落ち蓋式側溝でコストダウン
JIS道路側溝300mmの場合、使用するコンクリート蓋の質量が45kg※1です。また、40kgを超える蓋の蓋掛け作業費は720円/枚※2となっています。
それに比べ、スリムタイプの落ち蓋式側溝は同じ溝幅300mmでも、使用する蓋は1サイズ小さいJIS道路側溝250用の蓋になるため、質量が37kg※1となります。
蓋の重さが40kgを下回ることで蓋掛け作業費はぐんと下がり270円/枚※2となります。
※1 JIS A 5372 落ち蓋式U形側溝 3種蓋
※2 土木施工単価2016春 岐阜県
ハイテングレーチングでさらにコストダウン
また、主部材にハイテン鋼を使用した「ハイテングレーチング」は、従来鋼製グレーチングと比較して2%安い価格設定のためさらにコストダウンになります。
側溝延長10mあたりの歩掛コスト差額
グレーチングを10mに1箇所設置するとして、側溝10mあたりにL=500のコンクリート蓋は19枚設置されるので歩掛コストの差額は8,550円になります。
種類 | 従来のJIS落ち蓋式側溝 | スリムタイプの落ち蓋式側溝 |
---|---|---|
コンクリート蓋 | JIS300用 45kg/枚 | JIS250用 37kg/枚 |
蓋掛け作業費 | 720円 | 270円 |
枚数 | 19枚 | 19枚 |
合計 | 13,680円 | 5,130円 |
10mあたりのコストダウン額 | 8,550円 |
材料費・歩掛費共に安くなり十分な予算が捻出できた
- [材料費]スリムタイプの側溝に変えてコストダウン
- [材料費]蓋サイズが小さくなってコストダウン
- [材料費]ハイテングレーチングに変えてコストダウン
- [歩掛費]蓋掛け作業費がコストダウン
このように、従来予算内で排水効果は同等で蓋軽量化によるメンテナンス向上とキャラメダルによる地域振興が同時にできる工事となりました。
施工事例
課題解決にあたり宝機材の商品を活用した現場をブログ形式でご紹介します。