課題解決実例集
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リフタス 騒音
側溝暗渠化工法の点検口蓋用にリフタスを利用した事例
- 簡単取付
- 工期短縮
- 即日解放
- 現場名
- 神奈川県愛川町
- 日付
- 2020.09.10
神奈川県愛川町において埋設型枠を使用した側溝暗渠化工事の点検口・グレーチング部にリフタス工法が施工されました。
側溝を暗渠化して修繕する場合のグレーチング
既設の側溝に埋設型枠を設置して現場打ちコンクリートで暗渠化する修繕工事には、集水桝や点検口、排水用などで部分的にグレーチングが使われることが多くあります。
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埋設型枠を使用して暗渠化する例
従来の現場打ち方法での工事進行
今回リフタスが施工された排水路整備工事(上蓋式U字溝延長約300m)においても、10mに1ヶ所のボルト固定式グレーチングが入る設計になっておりました。
工事の方法は、既設U字溝と道路を部分的にハツリ・切断し、型枠を組んで受枠を据え付けコンクリートを現場打ちする方法が予定されておりました。作業中やコンクリートの養生期間中は通行規制の影響もあることから、工事は1日30m程度の進行にとどまります。
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側溝を切断する従来の現場打ち方法
また、今回の現場のような既設U字溝を改修する場合、コンクリート蓋が入っていたラインよりもグレーチング施工後のラインが飛び出してしまいます。

コンクリートとアスファルトの境界ラインのズレ
そこで、施工性アップと工期短縮のためにグレーチング使用予定部すべてをリフタス工法へ変更されることになりました。
設計変更で施工性アップを期待する工法「リフタス」とは
「リフタス」は既設の側溝または桝にグレーチングの受枠を「入れ子」のようにセットし、隙間にグラウト材(無収縮モルタル)を充填することで受枠を固定する工法です。
グレーチング・受枠共に強度の高いハイテン鋼を使用しているため、蓋が縮小化しても従来と同一耐荷重で設計可能。グラウト材に超速硬タイプの無収縮モルタルを使用すると、約3時間程度で交通解放できます。
既設構造物に手を加えないためコンクリートガラなど廃材がほとんど出ないというメリットもあります。
現場打ちより大幅に工期短縮できるメカニズム
リフタスはコンクリート蓋が入っていたスペース内で工事が完了するため構造物のハツリや切断は必要なく、施工後のアスファルトとの境界線がズレることもありません。施工後は即時交通解放できるため、現場打ちに比べて工期が圧倒的に短くなります。
今回は暗渠化する延長300mのうちグレーチング29か所の施工を先に行い、残りの暗渠化工事を一気に行うことで効率を上げる狙いがありました。
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U字溝を切断せずに受枠を施工するリフタス工法
リフタス工法での施工作業の様子
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既設コンクリート蓋撤去
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リフタスの受枠を設置・無収縮モルタル漏れ防止処置
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無収縮モルタルを充填
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数時間後グレーチングを設置し解放
グレーチング29箇所を2日間で施工
29箇所の施工を2日間で完了。後日、暗渠化工事を行い施工完了となりました。
設計変更でリフタスにした結果
施工業者様より「リフタス全29台の施工目標を2日に設定していましたが、無事完了。軽くこなすことができました。従来の現場打ち工法で行っていたら、今回の暗渠化工事300mに3週間は要していたけど、リフタスを使って工期が3分の1に。落札後でしたがリフタスへ設計変更して成功でした。」と、お言葉を頂きました。
施工時の様子を動画でご覧ください。
ハツリなしで簡単に工事できる工法として
リフタスは必要なとき、必要な場所に、必要なだけ、ハツリなしで簡単に工事ができる工法として販売開始からわずかな期間で全国よりたくさんのお問い合わせを頂き、納品後も皆様より好評を頂いております。破損や騒音、跳ね上がりなどの修繕工事や、埋設型枠を使用した暗渠化工法との併用にも便利なリフタスを、ぜひご検討ください。