課題解決実例集
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リフタス 盗難・跳ね上がり
集水桝のグレーチングをボルト固定化し跳ね上がり対策した事例
- 跳ね上がり対策
- 工期短縮
- 即日解放
- 現場名
- 兵庫県加西市
- 日付
- 2020.09.16
兵庫県加東土木事務所発注の緊急小規模短契工事にてリフタスが施工されました。
1.5車線道路のすれ違いと車両の進入
現場は1.5車線道路で大型車同士などのすれ違いの時に桝の上に車両が侵入し、グレーチングの反り・跳ね上がりが発生しており危険な状態でした。
※1.5車線的道路整備:全線を2車線で整備するのではなく、1車線の整備と待避所の設置を組合わせた整備(国土交通省HPより)
桝をはつってボルト固定式に替える
跳ね上がり対策のためにグレーチングをボルト式に替えようと検討されましたが、現在の落とし込み式・細目・耐荷重T-25のグレーチングとはサイズも形状も異なることから桝のハツリと受枠の打ち直しが必要でした。そうなると約1週間程度の工事期間中、交通規制等の影響があります。
また、蓋の跳ね上がり以外は道路も桝もきれいな状態でしたので、現在の枠のまま小規模工事で跳ね上がり対策ができないか悩まれておりました。
小規模で緊急工事するならリフタス
そこで、現在の枠のままボルト固定式グレーチングに改修し跳ね上がり対策ができる工法として「リフタス」が施工されました。
枠を替えないボルト固定化・跳ね上がり対策「リフタス」とは
「リフタス」は既設の蓋よりもひとまわり小さい枠を「入れ子」のようにセットし、隙間にグラウト材(無収縮モルタル)を充填することで蓋受け部と新しい受枠を固定する工法です。
従来、蓋をボルト固定式にするには受け枠の入れ直し工事が必要ですが、リフタスは既設の枠の中に新しい受枠を施工するためボルト固定式に替えることができます。
蓋・枠共に従来鋼より強度の高いハイテン鋼を使用しており、従来の強度基準は満足した状態でグレーチングを縮小・軽量化しています。
わずか2時間で跳ね上がり対策工事が終了
朝9時のスタートで途中休憩もはさみながら11時過ぎには作業が終了。グラウト硬化後、交通解放となりました。
作業の様子をご紹介します。
側溝用と桝用グレーチングの向きの違いについて
グレーチングを設計するにあたり車両進行方向と主部材の向きが重要となります。側溝用グレーチングは車両進行方向と主部材の向きが垂直に、桝用グレーチングは車両進行方向と主部材の向きが平行になるように設置してください。
工事規制期間が5分の1以下
「リフタスの施工は今回が初めてで最初は勝手がわかりませんでしたがやってみると簡単でした。次回からさらに30分は短縮できそうです。本来なら桝のハツリから1週間程度は管理が必要になるけど手間も省けていい商品ですね。」とお褒めの言葉を頂きました。
1.5車線的道路整備の改修(待避所等)に
リフタスは小規模かつ即日解放できるボルト固定化工法として集水桝や側溝の改修に多くの好評を頂いています。
また、比較的交通量の少ない地域の道路整備手法「1.5車線的道路整備」においても、大型車とのすれ違いを確保できる待避所等の局部改良として大変効果的です。
ぜひ、お問い合わせください。