課題解決実例集
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リフタス 錆び・腐食・破損
鋳鉄蓋を圧接式細目ボルト固定グレーチングに部分施工した事例
- 簡単取付
- 受枠工事不要
- 耐食性向上
- 現場名
- 三重県志摩市
- 日付
- 2020.08.19
塩害でボロボロに劣化した側溝蓋
三重県志摩市にて側溝改修工事が行われました。今回の現場は、施工前はボルト固定タイプの鋳鉄製グレーチングが入っていました。
伊勢志摩エリアは海が近いため、潮風で劣化しやすいという特徴があり、蓋・枠・側溝共にかなり劣化が進んでいました。
側溝を切り受枠を新設する従来の方法
当初はボルト固定機能の破損を修繕するために、側溝の上部を切断し、型枠を組んで新しい受枠を打ち直す方法で検討されておりました。しかし、工事が大掛かりになると、コスト面や交通規制をしなければならない等の問題がありました。
そこで、側溝をさわらずに枠の打ち直しができる工法で施工が行われました。
側溝を切断せずに修繕ができる「リフタス」とは
「リフタス」は既設の蓋よりもひとまわり小さい枠を「入れ子」のようにセットし、隙間にグラウト材(無収縮モルタル)を充填することで蓋受け部と新しい受枠を固定する工法です。既設側溝を切断せずに、新しいボルト固定グレーチングにリニューアルすることができます。側溝に手を加えないため廃材が出ないというメリットもあります。また、蓋・枠共に従来鋼より強度の高いハイテン鋼を使用しているため、蓋が縮小化、軽量化されています。
ハイテン鋼は溶融亜鉛めっきとの相性もよく、高い防錆効果にも期待できます。
施工は簡単、わずか1時間で終了
今回の施工現場では側溝の破損が酷いため、簡易的な木枠を作ってグラウトの漏れ止め処理をしました。
炎天下の作業だったため、途中休憩を入れながらの作業でしたが、実質の施工時間は約1時間ほどで終了しました。破損部分はきれいに修繕でき、即時解放、満足度の高い施工となりました。
高さ制限のある鋳物・三角形鋳鉄グレーチングなどの改修にも
既設側溝を改修する工法は、他にもさまざまありますが、蓋受け部の高さに制限のある鋳鉄製グレーチングでは、改修後に高さが足りず上部がはみ出してしまいます。リフタスなら、強度を保ったまま蓋を薄くすることができるため、三角形鋳鉄グレーチングや鋳物の格子蓋の改修にも対応できます。
各種鋳物製品に対応
施工業者さまの感想
「通行止めせずに工事ができることが大変助かる」「至極簡単な施工だった」「特に改良すべき点は無く良い製品だと思う」と高評価を頂きました。
近くの住民の方の感想
施工から2か月後、近くに住む住民の方にも感想を伺うことができました。
「こんなにきれいになるとは思いませんでした!蓋が軽くていいです!」と、住民の方にも好評でした。