課題解決実例集
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サクットガード 滑り・転落
危険な通学路での水難事故を防ぐ安全対策事例
- 簡単取付
- 景観向上
- 省スペース
- 現場名
- 山梨県忍野村
- 日付
- 2021.06.15
蓋やフェンス、柵などで安全対策されていない危険な開水路が日本中に多く存在します。
転落により命を落とす事故も発生しており早急な対策が必要である一方で、様々な事情により対策を講じられないケースも存在し、今回サクットガードが設置された通学路もその一つでした。
山梨県忍野村での課題解決事例をご紹介します。
水路への転落が心配な通学路
今回施工された水路は、近くに小学校と中学校があり生徒児童が通学路として使用している農道です。
水路の大きさは深さ1.3メートル×幅1.3メートルと大型で、蓋やフェンスが無く転落の危険性がありました。さらに、街灯がなく暗くなると水路の存在がわかりにくくなるため、ドライバーにとっても危険です。
段差や老朽化した水路への取り付け方法
管理する自治体では、以前から安全対策が検討されておりましたが、水路は道路側との段差が大きく蓋を安全に設置することができません。
また、水路自体が古いため耐久性の心配から削ったり穴をあけたり手を加えることもできず、防護柵などの取り付け方法に困っておられました。
簡単に設置でき撤去も可能な転落防止柵
そこで、水路の縁に差し込んで固定する方法で設置できる転落防止柵「サクットガード」が施工されました。
サクットガードは様々な事情で蓋やフェンスが設置できない水路の安全対策として開発された商品です。取り付けが簡単で工期短縮でき不要になれば撤去も容易です。
一般的な転落防止柵との違い
サクットガードは地中に基礎構造物が必要となる一般的な転落防止柵と違って、水路内側に柵が立つため道路幅員への影響がなく幅の狭い道路に最適です。
サクットガードの施工手順
水路脇のアスファルトにカッターで切り込みを入れます。ベース金具を水路に差し込みプレートを締め付けて固定、上部に柵を取り付けます。大掛かりな交通規制の必要もなく短時間で施工が完了します。
全長340mに高さ110cmのサクットガードが無事取り付けられました。
景観計画区域の色彩配慮に特注カラーで対応
富士北麓に位置する忍野村は景観計画区域になっており、街の建築物、工作物の形状や色彩に配慮する必要がありました。
サクットガードはスチール製で表面は溶融亜鉛メッキ処理が標準仕様ですが、今回は特注カラー(ブラウン)にて対応しました。
注意事項:
サクットガードは側溝や水路の存在を歩行者やドライバーに明示し転落事故を未然に防ぐことを目的としており事故等の衝突から歩行者や車の転落を防ぐものではありません。
製品の改造、間違った取り付けを行いますと、機能が損なわれたり思わぬ事故につながる危険性があります。施工手順書に従い正しく取り付け、ご使用中は破損やゆるみがないか等、定期的な点検を行ってください。