愛知県扶桑町の歩道改良工事において、ハイテンスリットクリエイターが施工されました。

車道の雨水が歩道に流れる

現場はガソリンスタンドの乗り入れ口で車両が頻繁に縦横断するため、既設側溝が沈下して車道部よりも歩道部が下がっている状況でした。

その影響で降雨時に道路の雨水が歩道に流れ込み、排水が追い付かず水たまりが発生して問題になっておりました。

既存製品では対応が難しい

側溝の沈下により歩道部が下がり縦断勾配も変化しているため、既存のコンクリート製品では容易に対応できない状況にありました。

既設側溝を鋼製埋設蓋でリニューアル

そこで、現場状況に合わせて設計できるハイテンスリットクリエイターが施工されました。

スリットクリエイター（排水埋設蓋）の構造

ハイテンスリットクリエイターは強度が高いハイテン鋼製のスリット型排水埋設蓋です。

既設の側溝に合わせた柔軟な設計が可能で、排水量を確保するスリットの幅・高さ・位置も自由に設定できます。

施工方法

今回の工事で使用されたスリットクリエイターは、溝幅300用、耐荷重はT-25対応。製品の長さは約1mで、重量は31.4kgです。

既設のコンクリート蓋を撤去し、スリットクリエイターを敷設します。

乗り入れ口などの車両が頻繁に縦横断する場所は、設置延長上にスリットが連続する場合にズレが発生する恐れがあります。

今回は協議の上、より強力に固定するために生コンクリートを打設しました。生コンクリートが固まったら上からアスファルト舗装材を敷いて転圧します。

冷却したら施工完了です。

排水機能向上で水たまり解消

既設側溝をスリット型排水埋設蓋で改修したことで側溝の沈下が解消され、排水機能も向上し水たまりのできにくい歩道になりました。

施工後の感想

近くの住民の方からは「綺麗になってよかった。」と喜びの声を頂きました。