課題解決実例集
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トップシールド工法 錆び・腐食・破損
歩車道境界ブロックとマウンドアップの円形水路を修繕した事例
- 長寿命
- 工期短縮
- 現場名
- 福岡県
- 日付
- 2025.01.23
トンネルの路肩の歩車道境界ブロックとマウントアップの下部円形水路の修繕にトップシールド工法が施工されました。
コンクリートのひび割れ・はく離
トンネルの路肩部と車道部の境にある円形水路の健全性に問題がありました。排水用スリット部分のコンクリートにひび割れやはく離が生じており措置が必要とされていました。
歩車道境界ブロックとマウントアップ型の歩道部
水路の上部片側には縁石(歩車道境界ブロック)があり歩道部がマウントアップされています。そのため水路の入れ替えを行う場合、工事が大掛かりになり長期の通行止めも必要で改修は容易ではありません。
しかし、このような構造のトンネルは多く存在します。
円形水路を入れ替えしない長寿命化方法
既設の水路をそのまま残し修繕が必要な部分だけを改修することができる「トップシールド工法」で修繕工事が行われました。
トップシールド工法のしくみ
トップシールド工法とは、既設の円形水路を型枠補修する工法です。
円形水路の上部を水路延長方向に切断、専用の型枠(ハイテン鋼製残存型枠)を水路の中に組み立ててセットし、ジェットコンクリートを打設して修復します。型枠は取り外すことなく構造物と一体化します。
水路の上に縁石やマウントアップされた歩道部があっても、片側のみの切断で施工できるため、既設水路を残して長寿命化することが可能です。
円形水路を長寿命化する改修工事の様子
水路の改修が必要な延長5m部分のみ工事が行われました。
緊急度に応じた部分的な施工が可能
トップシールド工法は水路構造物の破損状況や緊急度に応じて修繕が必要な部分のみ施工できます。
今回の現場も5m分のみ施工時間わずか半日で終えることができました。
集水桝・点検口の蓋を修繕する場合
円形水路の点検口や集水桝の蓋を修繕する場合はトップシールド工法はご使用いただけません。
こちらのリフタス工法がおすすめです。
問い合わせ
トップシールド工法は現場に合わせて都度設計しております。ご検討の場所がございましたらお気軽にお問い合わせください。
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